運動あそびの会、2010《後編》
かぴらばす保育園、『運動あそびの会』もいよいよ大詰めの後編戦です。盛りだくさんの内容は「実り」の秋に素敵な贈りものが!感動のクライマックス・フィナーレはもう間近。勝つのは、紅?それとも、白?
『もうすぐ開店』&『二人三脚』
さあ、『運動遊びの会』も後半戦です。しかしながら『もうすぐ開店』するのは、かぴらばすの国旗屋さん。親子でふたつに分かれた国旗を合わせて、ボードに貼ったらみんなに披露。毎日の園長先生との国旗の勉強の成果がここで発揮されます。
それにしても国旗のセレクトがすごいこと...。ブータン、ブルネイ、サンマリノ共和国...。みなさん、わかります???マニアックな園児たちでした。
次は卒園児のご登場。久しぶりに戻ってきたかぴらばす保育園で二人三脚。成長した姿を見せてくれました。
...と思ったら、やはり難しいみたいで、もつれて転んでゴール前で団子状態。失敗を恐れないのは、ここにいた頃のままw きらきらした目でゴールをめざしていた彼らでした。
『アリさん』&『紅白綱引き』
幼児全員参加の『アリさんのエサ運び』では、自分の倍はあろうかという程の大きな『エサ』を運びます。大きな大きな、玉転がし。担ぐ人、引っ張る人。一生懸命な子どもの様子に、会場は沸きに沸きました。
ひっぱる子、おしだす子、終いには掲げて走る猛者も。
さぁ、最終ランナーの登場!先生に勝てるかな??
猛烈なラストスパートは、女王アリさえ追い抜かしてしまいました。優秀なアリさんに脱帽です。
次はおれたち、わたしたちの出番。保護者のみなさまご参加の、『紅白綱引き』です。
アリさんの後だからでしょうか、さすがに大人のフルパワーは迫力があります。園の運動場には砂塵舞うどころか、竜巻でも起こりそうな勢い。園児たち、すくすく育ってあのようなパワーを身につけておくれ。
Welcome Back!! みのちゃん!
病気療養で休園しているみのちゃんが、久しぶりに、本当に久しぶりに顔を見せてくれました。また一段と可愛くなっていた彼女。再会に大喜びのみんな。
もう少しだね、きっとよくなる!!みんなで待ってるから。フアイト!!みのちゃん!今日は楽しんでいってね!
『We are the world!!』→フィナーレ!!
幼児全員参加の『We are the world !〈ウィー・アー・ザ・ワールド〉』。隊列を崩さずきれいに見せるため、この日のために何度も繰り返し練習してきたダンスです。頑張った園児達の姿。真剣で、皆、かっこいいね!
親子で『アブラハムの子』を踊ったら、いよいよ最後の競技、紅白対抗リレーです。もうこれまでの競技で十分ウォーミングアップした彼ら、彼女たち。最後の力を出し切って、精一杯走ります。
前途(ゆくて)を見据え、喝っとしてトラックを疾走する彼ら。参観の方々の目にも、彼らの勇姿が目にやきついたのではないでしょうか?みんなのために、真剣に走り、真剣に転び、真剣に負け、真剣に喜ぶ姿。本当に素敵ですね。
感動をありがとう!
対抗リレーが終わって、みんなにメダルが授与されました。お疲れ様。頑張ったね。R貴君、R花ちゃんが『終わりの言葉』で運動あそびの会が閉幕しました。
運動あそびの会も、高い高い秋の空の下、無事終了しました。泣きあり、笑いあり、痛みはもちろんのこと、慰めや応援、ねぎらいに喝采と、園児たちの努力は、われわれの想像以上に多くのものを生みだしたように思います。
同じ目標に向かって支え合い、鼓舞し合い、結果を共有し合った彼ら。スタッフ・保護者も含めた参加者全員が、「こんなにも成長しているのか」と、その成長を染みいるように感じることができたのではないでしょうか。スタッフは保育、保護者は参観、と見る側を外に隔てていたものは、会が終わる頃にはなくなって、いつの間にか我々も、彼らと同じ目線で一緒になって楽しんでおりました。
そのことはまさに、『運動』と『遊び』を通じて、参加者が全員で得ることができた、貴重な経験だったと思います。
子ども達の成長から、我々も多くのものを学ぶことができた2010年度の『運動あそびの会』でした。