かぷニュース

成道会2011。

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12月8日はお釈迦さまが悟りをおひらきになられた日です。園児とともに『成道会』の式典を厳かに執り行ないました。

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成道会とは?

12月8日の『成道会(じょうどうえ)』は、お釈迦様が『悟りをひらかれた日』です。4月8日の降誕会(花まつり:お釈迦様がお生まれになった日)、2月15日の涅槃会(お釈迦さまがご入滅された日)と並び、仏教では大変尊い日になります。

現ネパールのルンビニで生まれたシャカ族出身のゴータマ・シッダールタは、(カピラ城から)出家した後、長い長い苦行を経て、35歳の時、菩提樹(ぼだいじゅ)の下で坐禅行(ざぜんぎょう)に入りました。そして12月8日、暁(あかつき)の明星をきっかけに、悟られて、仏陀としてお釈迦様になられたのです。

「悟る」とは何かを話すことは非常に難しいのですが、簡単にいえば、何事にもとらわれず、執着しなくなる状態に到ることをいいます。言われればとても基本的なことなのですが、わかっているけどできないですね。

法要を行います。

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献灯・献花・お供物を捧げ、合掌・礼拝。年長さん達は丁寧に式典法要を進行していきます。

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乳粥に挑戦。

お悟りになる前のお釈迦様は、それまでずっと苦行をおこなっておりました。しかし結局それには意味のないことを悟ります。そして、セーナーニー村のスジャーターという童女から乳粥(ちちがゆ)をもらったお釈迦様は、回復し、安らぎを得るためには『極端』は意味をなさないことを知りました。

そこで園児も乳粥に挑戦。乳粥は牛乳とお米という簡素なものですが、文句も言わずもりもり食べていました。さすがですね。

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成道会に代表される仏教行事は、普段の生活態度を見直すためのよい機会です。保護者の皆さまも、ぜひお子さんに今日の法要のことを尋ねて、自分自身の生活態度や生活習慣を振り返ってみてください。